そんな夜に聞いてくれ

ビールと木綿豆腐があれば人生幸せ。そこに、刺身なんてあった日には…もうね。そんな程度の人生を送るヤングおっさんのブログ。

冷凍ラーメン奮闘記

どうも、ギリペイです。突然ですが、皆さんは冷凍ラーメンを食べたことがありますか?冷凍食品というと、近年味のレベルが急速に上がり、お店で食べる味と大差ないものになってきました。ギリペイも冷凍食品のチャーハンが大好物でして、わざわざお店でチャーハンを食べることもなくなりました。本格的な味、何よりもプロ顔負けの絶妙なパラパラ感。言うことないです。まさに、外食産業泣かせです。

 

そんなわけで、まず冷凍食品のラーメンも間違いないだろうということで、こちらを入手した。

f:id:giripei:20181113200621j:plain

“日清のラーメン屋さんみそ”である。スーパーで100円ちょっとでした。

 

ギリペイがいつも美味しく頂いてる袋麺の“サッポロ一番味噌ラーメン”は一食80円くらいなので、冷凍ラーメンの方が若干高いでしょうか。次に麺の量をチェック。

 

日清のラーメン屋さんみそ 170g

サッポロ一番味噌ラーメン 90g

 

一見、冷凍ラーメンの方が重いように見えますが、“サッポロ一番味噌ラーメン”は乾麺なのでゆでると約2.5倍になるとされています。なので、“サッポロ一番味噌ラーメン”は225gとして、こちらも袋麺に軍配が上がるようです。

 

ヘイヘイ、冷凍ラーメンびびってるぅ。

 

では、期待を胸にさっそく調理にかかります。まずは、やくみのネギを刻む。小生、恥ずかしながら普段は料理を全くしないので、とても覚束ない包丁さばきでした。小さい頃に、猫手だけしておけば怪我はしないと誰かに教えられたのを思い出す。

 

f:id:giripei:20181113204624j:plain

誰か知らない師匠の助言を守り、無事に大量のネギを刻むことができた。ありがとう、謎の師匠。

 

続いて、肉のせラーメンにしたいので、肉を焼きます。用意したのはカナダ産の豚肉400gだ。遥々、カナダからギリペイの口に運ばれるためにやってきた豚さんに敬意を払い、フライパンに投入。

f:id:giripei:20181113205459j:plain

 

やべえ…紙も一緒に入っちゃった…。

 

とっ、取れない。え、めっちゃ油とかはねるし、なんなの。あちっ。ちちちっ。

f:id:giripei:20181113205846j:plain

手こずらせやがって。

 

f:id:giripei:20181113210015j:plain

うむ、なかなか順調である。肉は弱火で焼くと柔らかくなって美味しいと誰かに教えられたのを思い出す。

 

f:id:giripei:20181113210436j:plain

無事に肉の準備が完了しました。普通にニンニク醤油で食べたいわ、これ。

 

それでは、いよいよ冷凍ラーメンを開封してみよう。

f:id:giripei:20181113211712j:plain

中にはカチコチの麺とスープが入っていた。麺は電子レンジで5分、スープのほうは流水で解凍するそうだ。

 

f:id:giripei:20181113212210j:plain

良い顔してやがるぜ。ていうか、電子レンジきったねえ。

 

f:id:giripei:20181113212425j:plain

解凍完了。台所中に生ラーメンの芳醇な香りが充満する。じゅるり。

 

f:id:giripei:20181113213207j:plain

スープのほうも準備完了。なんだろう、この胸の高鳴りは。心臓の鼓動でスープが波打つのが分かった。

 

f:id:giripei:20181113213505j:plain

麺投入。それは長らく会えずにいた、織姫と彦星の再開のように美しく、そしてロマンチックな瞬間だった。スープの油はいわば、天の川とでもいえよう。麺とスープの匂いが合わさりハーモニーを奏でだす。この二人の再開が永遠であることを切に願う。

f:id:giripei:20181113214633j:plain

ネギ大量投入。まるでケビンコスナーのようにハンサムで、且つ大人の渋さを演出してくれる。

f:id:giripei:20181113215228j:plain

カナダからの刺客。ネギに引けを取らない存在感。アル・カポネ並みの腰の据え方に震えて眠れ。

 

f:id:giripei:20181113220307j:plain

七味唐辛子投下。ほうら、始まった。アル・カポネによる報復劇の始まりだ。逆らうものは血を見ることになる。震えて眠れ。

 

f:id:giripei:20181113221132j:plain

出来上がりました。台所中に広がる匂いに、ラーメン屋にいると錯覚してしまうほどの完成度。では、さっそくいただきます。ざるるるるるるぅぅ!!

 

美味すぎないか?

 

この味を100円ちょっとで味わえるのか…。本物のラーメンの味そのものである。袋麺の場合は麺が伸びるのが早く感じるが、冷凍ラーメンは時間が経ってもとても美味しく頂けました。袋麺には袋麺の良さがあると思うが、ううむ、冷凍ラーメンに鞍替えしそうだ。

 

というわけで、冷凍ラーメンは美味かった。ごちそうさまでした。

真夜中のセブンイレブンまぜ麺シビ辛担々麺奮闘記

こんばんは、ギリペイです。お酒を飲んだ後ってどうしてラーメンが食べたくなるんでしょうかね。飲む度に疑問に思うのですが、特に調べもせず今日まできました。そして、これからも調べることはないでしょう。ちなみに牛丼屋の豚汁も飲酒後に飲むと猛烈に美味いんだな。なんでなんだろう、でも調べないんだな。

 

とある晩、自室で一人お酒を飲んでいたところ、小さな小さな事件が発生した。本当に小さな事件なので期待しないで頂きたい。恐らく今、あなたの脳は様々な想像を思い膨らましていることでしょう。三歳児の花泥棒、授業中に犬乱入、親友が先に童貞喪失。いやあ、3つ目は大事件だな。これらの事件の10分の1にも満たないですから本当に。当の本人を除いて誰も悲しまない、世界で最も無価値の事件。事件というのもおこがましい。むしろ、はっきり言ってこんなの事件ではない。小さな小さな事件とも言い難いそれは、

 

つまみが尽きたのである。

 

木綿豆腐のネギぶっかけ、ポン酢ぶっかけが皿から消えているのである。なぜだ。食べたからだ。飲みかけの“宝焼酎ピュアパックオンザロック”をつまみ無しで飲めるほど、ギリペイはまだ達観していない。マジか、どうする俺。

 

セブンイレブンへ行こう。

 

自宅から歩いて3分、競歩2分の距離にそれはある。しかし、時刻は午前2時を回っている。そんな、踏切に望遠鏡を担いでいく時刻にコンビニで夜食を買うのも、何となくだがためらいがあった。

 

そんなの関係ねえ。

 

店内へ入ると、2人の店員さんが品出しをしていた。ギリペイはアルコールのにおいを放ちながら千鳥足でデリカコーナーへと向かう。どれも美味そうで目移りしてしまう。胃、舌、脳と相談しながら、一品一品を凝視する。レバニラか…サンドイッチもいいな…どうしようかな…。割と長い時間、短い距離をうろうろと行ったり来たりした。店員さんの「はよ、選べ」的な視線を感じ取ったギリペイは、目を閉じ感覚を研ぎ澄ました。そこであの衝動である。

 

お酒を飲んだ後ってどうしてラーメンが食べたくなるんでしょうかね。

 

ギリペイは、目の前にあった“混ぜ麺担々麺”なるものを手に取りレジでチンしてもらい、そそくさと店を出た。しかし、夜の空気ってどうしてこうも澄んでいるのだろうか。11月の冷たい空気がギリペイの身体の中に染み渡り、浄化していくようだ。“今なら何でも出来る”そんな気持ちにさせられる。

 

帰ってみると、焼酎の氷は完全に溶けきっていた。“すぐ帰ってくるはずだったんだがなあ”なんて思いながら、それを口にする。飲みなおしでブーストを押し上げ、いよいよ混ぜ麺の作成にかかる。作成といってもフタを開け、何したって言っても何もしていないのだけれど(酔っぱらって覚えていない模様)

 

肉味噌、ネギ、ごまだれの香ばしい匂いが部屋の中に立ち込める。しかし、その匂いだけでお腹が満たされている自分がいる。少し重かったかな、と若干後悔しつつ、それを何の気なしに口へ運んだ。当然だが初めて担々麺を食べるわけじゃない。食べ慣れているわけでもないが、一般的な担々麺の味は知っているつもりだ。事実、今口に運んだこれも間違いなく担々麺である。その担々麺を担々麺の味と認識しつつ、5口程したところで、あることに気が付いた。

 

f:id:giripei:20181109221622j:plain

これすげえ辛い。

 

めちゃくちゃ辛いのである。ある程度辛いものが平気なギリペイでも“スーハースーハー”してしまうほどの辛さである。一旦箸を置き、ぐちゃぐちゃの頭を整理させる。一体何が起きているんだ。どうしてこんな目に合わされているんだ。ただ、つまみを買いに行っただけなのに。はたと、外袋のラベルに目をやると、そこには。

 

f:id:giripei:20181109221536j:plain

まぜ麺!シビ辛汁なし担々麺

 

しっかり“シビ辛”と書いてある。千円ポッキリの店で千円ポッキー出されて、帰りに身ぐるみ剥がされた中年サラリーマンの心境だ。全裸にされたけど眼鏡だけは奪わないのは、せめてもの優しさだろう。この担々麺における優しさは、ない。深夜3時前に酔っぱらいながら激辛を食べるだなんて誰が想像できようか。なぜ、レジであの店員さんは止めてくれなかったのだろうか。

 

それでもギリペイはアルコールの勢いに任せ、無我夢中で麺をすすり、無事完食。少し泣いてたと思う。こんな夜遅くに一人で何やってんだろうか。

 

この担々麺に罪はない。ただ、出会う時間を間違えたのだ。昼間の適正な時間に食べていれば間違いなく“シビ辛”だったろう。でも今回は“シビ辛”だ。どう違うかといえば、“カライ”と“ツライ”という違いだ。

 

しかしなんだ、シビって。調べないけどね。

初めてのデリヘル奮闘記

どうも、ギリペイです。地獄の猛暑も終わり、秋を通り越して季節はもう冬。年を重ねていくごとに月日が経つのが早く感じられる、月並みな言い表しですが、毎年このぐらいの時期になると、しみじみと感じてしまうものです。11月って、なんかいい。今年も残すとこ、あと二ヶ月…年を越す前に、色々と追い込みをかける月だと思います。このブログもその一つなわけですが先日、平凡なギリペイの人生で開拓したことが一つあるので、今晩はその話でも。

 

その日、ギリペイは仕事の試験を終え、電車に乗っていた。試験の緊張感から解き放たれ、ガタンゴトンと揺れる電車の中で、“この解放感をどうしてくれよう”と胸の中で模索していたのだ。焼肉でも食いに行くか。洋服でも買いに行くか。映画でも見に行くか。暗がりの中、手探りで探り当てるそれらは何かが違った。闇の中に微かな光を見つけた。

 

M性感

 

それを手に取った瞬間、ギリペイの手に“じわり”と汗が握り、試験とはまた別の緊張感が襲ったのです。さっきまでの緊張というそれは、顔つきがまるで違った。そこには“喜び”がある。ギリペイは一呼吸置いた後に、おもむろにスマホを取り出し、かねてから密かに準備をしていたサイトをブックマークの中から選択した。これだ。期待を胸に池袋で降りた。

 

西口ホテル街まで来たところで、再びスマホを取り出す。出張型のその店は電話で女性を呼びよこさなくてはいけないのだ。脈拍が早くなるのが分かった。どうしても、“発信”が押せない。恥ずかしながら小生、出張型というものを利用したことがないのでございます。ちなみに、“ラ”の付くホテルも未経験でございました。恥ずかしい限りでございます。

 

ホテル街を行ったり来たりしているギリペイは間違いなく不審者そのものでした。それもそのはず、どこへ行っても人が多く、その人込みの中でベースケな電話をするのは、羞恥プレイに近いものがあるのです。しかし、この“発信”を押さない限り、ギリペイがここに存在する意味はなく、人生で最も無意味な時間を過ごすことになる。ふと頭の中にアンパンマンの歌詞が廻った。なんのために生まれて、なにをして生きるんだい、わからないまま終わるって、俺はそんなの御免だね。たしかそんな歌詞だったと思う。コールが3回鳴り、男性が電話を取った。

 

「あ、はい…あ、そうです…なんていうんですかね、その、あの真ん中の…はい、アナナントカの…開発ですか…あ、はいそれで…90分でお願いします…着いてからですね、あ、わかりました…失礼いたします」

 

引き潮のごとく、全身が脱力する。我ながら無様な電話だったと思う。けれど、この経験は必ず未来に繋がるものになるはずだ。きっとね。

 

少し外れにあるホテルを選び、侵入した。ロビーにはパネルがあり、何となく話には聞いていたが、目の前にそれがあることに少し感動する。ギリペイも大人なんだなと再確認して、2時間3,500円の部屋へ向かった。

 

“ラ”のつくホテルとは思えないほどのTHE普通の部屋である。風呂場、トイレを確認し、ベッドにダイブした後、お店に再度電話をする。先ほどと同じ男性が電話を取った。部屋に一人ということもあり、先ほどとは打って変わって、ハキハキした声で話せる自分がいた。おそらく、電話の向こう側ではギリペイが別人だと思ったのではないだろうか。それほど、さっきまでのギリペイはいなかった。

 

ギリペイうっかりしていた。そういえば指名をしていなかったのだ。電話の男性に指名ができるかを聞くと、案内できる女性を教えてくれた。ギリペイは細身の女性が好みなので、Sさんを指名したところ、1時間待ちとのこと。「おっけ。んじゃ、それでよろしくッス」明らかにギリペイは別人と化していた。

 

何か心に引っかかるものを感じた。2時間3,500円ということはだ、1時間待った後に90分のプレイ時間だろ。

 

延長料金発生するじゃん。

 

急いで半泣きでロビーへ確認しに行くと、親切な優しい店員さんが3時間4,500円コースに切り替えてくれると教えてくれた。ギリペイは満面の笑みで部屋へ戻り、“夕方サテライト”を見ながらベッドでくつろいだ。ちなみに塩田真弓アナウンサーを目当てで、ギリペイはこの番組を毎日録画しているのである。一時間が経ち、スマホが鳴った。電話に出ると、再び登場、先ほどの男性だ。

 

なんと、電車の都合でSさんが遅れるとのこと。ギリペイは優しい、はっきり言って優しすぎて損する性質である。「ええんやで。事故には気を付けてと伝えてや」と、電話を切った後、何か心に引っかかるものを感じた。

 

3時間4,500円ということはだ、1時間の待ち時間に90分のプレイ時間だろ。合計2時間半だから。

 

場合によっては延長料金発生するじゃん。

 

急いで半泣きでロビーへ確認しに行くと、親切な優しい店員さんが「30分毎に1,500円発生します」

 

無慈悲だった。

 

半泣きのまま部屋へ戻り、お店へ確認の電話をすると、「延長料金は店が負担しますのでご安心ください」

 

ギリペイは満面の笑みに戻った。

 

感情がめちゃくちゃだった。情緒不安定一歩手前、右ならえ前ならえだ。

 

信じられないことに、それから1時間経ってもSさんは来なかった。店に確認の電話をするが、出ない。何度も何度も何度も電話をしたが、出ないのである。心が折れそうになり、頭に“帰る”という文字がよぎった、その瞬間である。部屋のチャイムが鳴ったのだ。脈拍が早くなるのが分かった。と同時にSさんのハードルが上がりに上がっていることに気づいた。待ち時間2時間、ドアの向こうに君はいる。ドアノブに手がかけられない。鳴り響くチャイム。高鳴る鼓動。今日のグループ面接を思い出した。あの時、ドアを開けられたじゃないか。いや、厳密には最後尾だったので開けたのはギリペイではなかったが。上手にドアを閉められたじゃないか。それでは皆さん笑顔で再開しましょう。では、また。

 

ただいま。大人の遊びってこういうことを言うんだなって、今はそんな心境です。目まぐるしく流れた一日だったけれど、人生に確実に良い影響を与えてくれる時間を過ごせたと思う。この経験が有るのと無いのとでは、きっと未来が変わってくるでしょう。そして、出会う人によってもそれは同じ。

 

ギリペイは満面の笑みである。

 

高鳴る鼓動を抑え、ドアを開けた瞬間、そこには“中川翔子”がいた。傍らに、大きなキャリーバッグを置いて、しょこたんはそこに立っていた。ギリペイは心の中でガッツポーズを何回したかは覚えてないが、でもいっぱいした。

 

何を隠そう、ギリペイはしょこたんのライブや握手会に行くほどのファンだったのである。話が出来すぎていて、正直ギリペイ自身ドン引きするほど嬉しかった。そして、しっかりと開発してもらった。

 

ただひとつ、帰りにフロントで延長料金をSさんに支払ってもらっているギリペイは、大人の男とは程遠かった。以上。